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この記事でわかること
住宅ローンを持つ方にとって、「繰り上げ返済をすべきか」「するならどちらの方法が得か」は気になる疑問ではないでしょうか。繰り上げ返済には期間短縮型と返済額軽減型の2種類があり、それぞれ利息削減の効果や家計への影響が異なります。
この記事では、2種類の繰り上げ返済の違いをシミュレーション例を使ってわかりやすく比較し、2026年の金利環境を踏まえた判断基準もご紹介します。
繰り上げ返済(くりあげへんさい)とは、毎月の返済額とは別に、まとまった金額を元金に充当して返済を早める方法です。元金が減ることで将来の利息が少なくなる効果があります。
比較項目 | 期間短縮型 | 返済額軽減型 |
|---|---|---|
毎月の返済額 | 変わらない | 減る |
返済期間 | 短くなる | 変わらない |
利息削減効果 | 大きい | 期間短縮型より小さい |
即効性(家計への影響) | 低い(完済まで効果実感なし) | 高い(翌月から返済額が減る) |
向いている人 | 早期完済を目指す人 | 月々の負担を軽くしたい人 |
期間短縮型は繰り上げした金額の分、返済期間が短くなります。毎月の返済額は変わらないため、完済後に家計が一気に楽になります。利息の削減効果は返済額軽減型より大きいのが最大の特徴です。
返済額軽減型は繰り上げした分、翌月から毎月の返済額が減ります。「すぐに家計を楽にしたい」という場合や、子育て費用・教育費が増える時期の家計負担を抑えたい場合に有効です。ただし、返済期間は短くならないため、期間短縮型と同額を繰り上げた場合の総利息削減額は少なくなる点に注意が必要です。
以下は、借入条件:3,000万円・金利1.5%・35年ローン(元利均等)で、10年後に100万円を繰り上げ返済した場合の試算例です(概算値。実際は金融機関のシミュレーターでご確認ください)。
同じ100万円を繰り上げても、期間短縮型の方が利息削減効果が大きいことがわかります。具体的な試算は、住宅金融支援機構のローンシミュレーターなどで確認することをおすすめします。
2025〜2026年にかけて日銀が政策金利を引き上げており、変動金利型の住宅ローンを利用している方は金利上昇の影響を受ける可能性があります。繰り上げ返済を判断する際の3つの基準:
多くの金融機関では随時繰り上げ返済が可能ですが、一部の金融機関では最低繰り上げ返済額(例:10万円以上)が設けられている場合があります。ご利用の金融機関の規約をご確認ください。
一度選択した繰り上げ返済の種類は、毎回の繰り上げ時に選択するものです。前回の繰り上げと異なる種類を選ぶことは可能です。金融機関によって手続き方法が異なりますので、詳細はご利用の金融機関にお問い合わせください。
住宅ローン控除の控除率(0.7%)より住宅ローンの金利が低い場合、繰り上げ返済よりも控除を活用した方が実質的に有利なケースがあります。逆に金利が控除率より高い場合は繰り上げ返済の効果が大きくなります。個人の状況によって最適解が異なるため、ファイナンシャルプランナーへの相談もご検討ください。
住宅ローンの繰り上げ返済は、正しいタイミングと方法を選ぶことで大きな節税・節利効果が期待できます。自分の状況に合った最適な方法が分からない場合は、ファイナンシャルプランナーや住宅ローンの担当者にご相談されることをおすすめします。