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2026年の福井・富山の地価は、北陸新幹線・敦賀延伸の効果でそろって上昇基調に転じました。とくに福井県の住宅地は約30年ぶりに下げ止まり、福井駅前の商業地は+6.0%と大きく動いています。富山県も富山市中心部と工業地を中心に底打ちが鮮明です。
この記事でわかること
2024年3月、北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸し、福井県内に芦原温泉・福井・越前たけふ・敦賀の各駅が開業しました。長く地価下落が続いた北陸ですが、開業から約2年が経ち、その効果が2026年(令和8年)の公示地価にはっきりと表れ始めています。本記事では、国土交通省の公示地価と当サイトが集計した実取引データをもとに、福井・富山の地価の「今」と「これから」を読み解きます。

結論から言えば、2026年の福井・富山の地価は全用途平均でそろってプラスに転じ、地方圏としては着実な回復局面に入りました。福井県は全用途平均+0.21%、富山県は+0.27%で、いずれも2年連続の上昇です。まずは全体像を数値で押さえましょう。
2026年公示地価における福井県・富山県の用途別の県平均は以下のとおりです(出典:国土交通省「令和8年地価公示」、tochidai.info)。
用途 | 福井県 平均価格 | 福井県 変動率 | 富山県 平均価格 | 富山県 変動率 |
|---|---|---|---|---|
全用途平均 | 54,965円/㎡ | +0.21% | 51,014円/㎡ | +0.27% |
住宅地 | 39,648円/㎡ | -0.01% | 36,661円/㎡ | +0.17% |
商業地 | 88,409円/㎡ | +0.31% | 86,357円/㎡ | +0.26% |
工業地 | 29,716円/㎡ | +2.59% | 22,950円/㎡ | +2.17% |
注目すべきは、福井県の住宅地が-0.01%とほぼ横ばいまで回復し、1996年以来およそ30年ぶりに下げ止まった点です。商業地は+0.31%で3年連続の上昇、工業地は+2.59%と全用途のなかで最も高い伸びを示しました。富山県も住宅地が+0.17%とプラスに浮上し、工業地は+2.17%と堅調です。製造業・物流が盛んな北陸では、工業用地の需要が地価全体を下支えしている構図が読み取れます。
全国の地価と比べると、北陸の上昇率は控えめに見えます。2026年の全国全用途平均は+2.8%とバブル崩壊後で最大の上昇率を記録し、5年連続のプラスとなりました(出典:国土交通省)。都道府県別では東京都+8.43%、沖縄県+6.63%、千葉県+5.04%が上位で、これらと比べると福井・富山の+0.2〜0.3%は穏やかです。
しかし、重要なのは「マイナスからプラスへ転じた」という方向転換そのものです。北陸三県は長らく地価下落が続いた地域で、富山県の基準地価は32年間も下落が続いていました。それが2025年の基準地価で横ばいに転じ、2026年の公示地価で明確な上昇へと動いた——この流れは、人口減少が進む地方圏のなかでは際立った変化といえます。とくに福井は、北陸新幹線という強力なドライバーを得たことで、全国でも数少ない「下げ止まりに成功した地方県」となりました。北陸全体の前提となる金沢の動向は、北海道・東北・北陸の地価2026もあわせてご覧ください。
ここで地価の3つの指標を整理しておきましょう。公示地価は国土交通省が毎年1月1日時点で全国の標準地を評価し3月に公表するもの、基準地価は都道府県が7月1日時点で評価し9月に公表するもので、両者は一般の土地取引の指標になります。これに対し路線価は国税庁が相続税・贈与税の算定基準として公表するもので、公示地価のおおむね8割が目安とされます。北陸の場合、公示地価(3月発表)と路線価(7月発表)のどちらでも駅前の上昇が確認できており、複数の指標が同じ方向を示している点で、福井の地価回復は信頼性が高いといえます。全国全体の流れを俯瞰したい場合は、2026年公示地価を徹底解説もご参照ください。

福井県の地価回復を牽引したのは、2024年3月の北陸新幹線・敦賀延伸と、それに連動した福井駅前の再開発です。新幹線開業による交通利便性の向上が、駅周辺の商業地・住宅地の需要を押し上げました。順に見ていきます。
北陸新幹線は2024年3月16日に金沢〜敦賀間が延伸開業し、東京から福井までが乗り換えなしの約2時間53分で結ばれました。それまで福井は、東京方面へ向かうには米原や金沢での乗り換えが必要でしたが、直通化によって首都圏・関西圏双方からのアクセスが大きく改善しました。
不動産の現場では、新幹線駅の有無は移住・投資判断の大きな分かれ目とされます。「東京駅まで乗り換えなしで行ける」という知名度・利便性は、企業の進出やビジネス客の流入を呼び込み、駅周辺の土地需要を底上げするからです。福井市・敦賀市・あわら市(芦原温泉駅)はいずれも新幹線停車駅を抱え、この恩恵を受けたエリアといえます。実際、敦賀市は全用途平均+1.32%と県内でも高い伸びを示し、住宅地は3年連続の上昇となりました。
延伸開業の効果は観光面でも顕著でした。福井県には恐竜博物館(勝山市)、永平寺、東尋坊、芦原温泉といった観光資源があり、新幹線開業後は首都圏からの観光客が大きく増加しました。観光客の増加は宿泊・商業施設の需要を生み、駅前商業地の地価を押し上げる好循環につながります。また、敦賀は新幹線の終着駅であると同時に、関西方面(サンダーバード・しらさぎ)への乗り換え拠点でもあり、交通の結節点としての価値が高まりました。越前たけふ駅のように新設された駅の周辺では、これから街づくりが本格化する段階にあり、中長期での地価動向が注目されています。
福井の地価上昇を象徴するのが、福井駅前の商業地です。2026年公示地価で商業地の上昇率トップは福井市大手2丁目の+6.0%となり、上位5地点はいずれも福井駅周辺が占めました。さらに2025年7月発表の路線価では、福井駅西口広場通りが1㎡あたり40万円(+5.3%)と県内最高地点を記録し、県庁所在都市の最高路線価としては全国13位の上昇率でした(出典:福井新聞ONLINE)。
背景にあるのは、新幹線開業に合わせて進んだ大型再開発です。駅西口の商業施設「くるふ福井駅」、再開発ビル「FUKUMACHIブロック」などが相次いで整備され、人の流れと賑わいが駅前に集中しました。新幹線と再開発がセットになって初めて駅前商業地は大きく動く——福井駅前の+6.0%は、まさにその典型例です。新幹線が通っても、駅から徒歩圏に商業施設や宿泊施設が整備されなければ地価押し上げ効果は限定的になります。福井市は開業前から駅前再開発を計画的に進めてきたため、新幹線効果を最大限に取り込むことに成功したといえます。
商業地の上昇は、オフィス需要や店舗賃料にも波及します。地価が上がれば新規物件の賃料も上昇しやすく、テナント誘致や出店判断に影響します。福井駅前のように再開発で集客力が高まったエリアでは、商業地の地価上昇が「賑わい→出店増→さらなる賑わい」という好循環を生む可能性があり、当面は上昇基調が続くと見られます。
住宅地でも、福井県内では明確に上昇したエリアがあります。2026年公示地価の住宅地上昇率トップは、あわら市自由ケ丘2丁目の+6.4%で県内1位でした。続いて福井市城東1丁目+4.3%、福井市上野本町2丁目+3.0%、敦賀市清水町2丁目+2.9%と、新幹線駅や再開発エリアの近隣で住宅需要が高まっています(出典:福井新聞ONLINE)。
あわら市は芦原温泉駅を擁し、温泉観光地としての知名度に加えて新幹線アクセスが加わったことで、移住・別荘・投資の対象として再評価されました。県全体の住宅地が-0.01%とほぼ横ばいのなかで、こうした「上がるエリア」と「下がるエリア」の差が広がっているのが福井の特徴です。県全体の推移は福井県の地価推移・最新地価情報でも確認できます。

富山県は新幹線の延伸区間(金沢〜敦賀)には含まれませんが、それでも32年続いた地価下落が止まり、横ばいから上昇へ転じました。牽引役は富山市中心部の利便性向上と、工業地の根強い需要です。
富山県全体の全用途平均は+0.27%ですが、その中心にあるのが富山市です。富山市は全用途平均+1.41%(71,390円/㎡)、住宅地+1.32%、商業地+1.42%と、県平均を大きく上回る上昇を示しました。富山市は2014年に北陸新幹線(東京〜金沢)が開業した都市であり、その後も路面電車(LRT)の南北接続など「コンパクトシティ」政策を進めてきました。
公共交通沿線に住宅・商業機能を集約する政策により、富山駅周辺や路面電車沿線の利便性が高まり、土地需要が中心部へ回帰しています。郊外に広く薄く需要が分散するのではなく、便利な中心部に絞って地価が上がる——これは人口減少時代の地方都市に共通する動きで、富山市はコンパクトシティの先行モデルとして全国の自治体から注目されてきました。2020年に路面電車の南北接続が実現し、富山駅を挟んで分断されていた市街地が一体化したことも、駅周辺の回遊性と土地需要を高める要因になっています。
富山の地価を語るうえで見逃せないのが工業地です。富山県の工業地は+2.17%と全用途のなかで最も高い伸びを示しました。富山県は医薬品(配置薬の伝統を背景とした製薬業)、アルミ加工、機械など「ものづくり県」としての性格が強く、物流施設や工場用地への需要が底堅く続いています。
近年は全国的に物流施設(倉庫)の新設が活発で、高速道路インターチェンジや港湾に近い工業用地の引き合いが強まっています。富山県には伏木富山港という日本海側有数の港湾があり、北陸自動車道・東海北陸自動車道といった高速道路網も整っているため、物流拠点としての立地条件に恵まれています。住宅地の回復が緩やかなぶん、富山では工業地が地価全体を下から支える役割を果たしている点が特徴的です。工業地の上昇は雇用の維持にもつながり、結果として住宅需要を底支えするという波及効果も期待できます。
一方で、富山県のすべてのエリアが上昇しているわけではありません。県内第2の都市である高岡市は全用途平均-0.82%(40,114円/㎡)と、依然として下落が続いています。富山市が上昇する一方で高岡市が下がるという構図は、同じ県内でも「中心都市への一極集中」と「周辺都市の地盤沈下」が同時進行していることを示しています。
こうした二極化は北陸に限らず全国の地方圏で見られる現象です。地価を判断する際は「県平均」ではなく、市区町村・さらには地点単位で動向を確認することが欠かせません。高岡市のような周辺都市でも、駅前や再開発が進む一部地点では下げ止まりの兆しが出ることがあり、「市全体が下落だから買わない」と一律に判断するのは早計です。逆に、市全体が上昇していても、需要の弱い郊外の住宅地では値下がりが続いているケースもあります。富山県全体の推移は富山県の地価推移・最新地価情報で確認できます。

ここからは、移住・購入・投資の判断に直結する市区町村別の動向を整理します。同じ県内でも上昇エリアと下落エリアがはっきり分かれているため、地点単位で押さえることが重要です。
福井県内の主要市の2026年公示地価(全用途平均)は次のとおりです。
市区町村 | 変動率 | 平均価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
福井市 | +1.16% | 83,171円/㎡ | 駅前再開発・商業地+6.0%が牽引 |
敦賀市 | +1.32% | 53,942円/㎡ | 新幹線終着駅・住宅地3年連続上昇 |
あわら市 | +0.02% | — | 自由ケ丘+6.4%など局地的に上昇 |
坂井市 | -0.37% | — | 郊外部はなお弱含み |
福井市・敦賀市は新幹線駅と再開発に支えられて明確に上昇しています。あわら市は市全体ではほぼ横ばいながら、芦原温泉駅周辺など一部地点が大きく伸びました。一方、坂井市のように郊外色の強いエリアは依然マイナスで、ここでも二極化が見られます。坂井市は福井市のベッドタウンとしての性格を持ち、東尋坊や三国港など観光資源もありますが、住宅地全体としては需要が中心部の福井市へ流れている状況です。土地価格が割安なため、新幹線駅へのアクセスを確保できる立地であれば、コストを抑えたい移住者にとっては選択肢になり得ます。
富山県内では、富山市(+1.41%)と高岡市(-0.82%)でまったく逆方向の動きとなっています。富山市は中心部のコンパクトシティ政策と新幹線・LRTの利便性に支えられて上昇基調にある一方、高岡市は人口減少と中心市街地の空洞化が重く、下落が続いています。富山県で土地を探す場合、「富山市中心部」と「それ以外」では市場の温度感が大きく異なる点を理解しておく必要があります。
公示地価は標準地(決められた地点)の評価ですが、実際の売買価格はどう動いているのでしょうか。当サイトが集計した国土交通省の実取引データ(不動産情報ライブラリ・宅地の取引価格・中央値)で、近年の㎡単価の推移を見てみます。
都市 | 2025年Q3 中央値 | 2025年Q4 中央値 | 前四半期比 |
|---|---|---|---|
福井市 | 55,000円/㎡ | 57,500円/㎡ | +4.5% |
富山市 | 39,000円/㎡ | 48,000円/㎡ | +23.1%(参考値) |
高岡市 | 28,000円/㎡ | 27,000円/㎡ | -3.6% |

福井市・富山市の中心都市では実取引でも㎡単価が上昇している一方、高岡市は下落しており、公示地価で見られた二極化が実際の取引でも裏付けられています。なお、これらは当サイトが取引件数をもとに集計した参考値で、四半期ごとの取引件数によって振れ幅が大きくなる点(とくに富山市Q4は件数が少なく上振れしている可能性)にはご注意ください。それでも、「中心都市は上昇・周辺都市は下落」という大きな方向性は公示地価と一致しています。

結論として、北陸の土地は「エリアを選べば」前向きに検討できる局面に入っています。ただし上昇エリアと下落エリアの差が大きいため、目的に応じた見極めが欠かせません。移住・購入・投資の3つの視点で整理します。
移住・住み替えを考えるなら、新幹線駅と生活利便施設の両方に近いエリアが安心です。福井市・敦賀市・あわら市の駅周辺は、新幹線アクセスと再開発による利便性向上が地価を支えており、資産価値が下がりにくいと期待できます。富山であれば、コンパクトシティ政策が進む富山市中心部や路面電車沿線が候補になります。北陸は首都圏に比べて土地価格が手頃で、福井市でも実取引中央値は㎡5万円台です。同じ広さの土地でも、東京近郊の数分の一の価格で取得できるケースは珍しくありません。子育て・自然環境を重視する移住先として、長野・山梨などと比較検討するのも有効でしょう(参考:長野・山梨の地価2026)。
北陸は教育水準の高さ・持ち家率の高さ・共働き率の高さなど、子育て世帯にとって暮らしやすい指標がそろう地域としても知られています。新幹線で首都圏とつながったことで、二拠点生活やUターン就職の現実味も増しました。移住の際は地価だけでなく、積雪対策(融雪設備の有無や除雪体制)、ハザードマップ上の浸水・土砂災害リスク、最寄り駅までの所要時間といった生活面の条件も必ず現地で確認しましょう。
不動産投資の現場では、新幹線停車駅のある地方都市を「穴場」として評価する考え方があります。目安とされるのは、1. 東京方面へ乗り換えなしで行ける、2. 過去数年の人口減少率が小さく地価水準を維持している、3. 県内で2番手以下・人口10万人規模で割安といった条件です。福井・敦賀・富山はいずれも新幹線停車駅で、土地価格が三大都市圏より割安なため、こうした観点からの検討対象になり得ます。
ただし、新幹線が通っても駅から徒歩圏でなければ地価押し上げ効果は限定的です。投資する場合は「駅近・再開発エリア」に絞ること、そして賃貸需要(人口・大学・企業)を必ず確認することが重要です。地価上昇を前提とした値上がり狙いではなく、賃料収入で成り立つかを冷静に見極めましょう。福井市には福井大学、富山市には富山大学があり、学生需要が見込める点も賃貸経営では追い風になります。なお不動産投資にはリスクが伴い、最終的な判断は自己責任で行う必要があります。
地方都市の不動産投資では、物件価格が安いぶん表面利回りは高く見えやすい一方、空室リスクや出口(売却)の難しさが都市部より大きくなる傾向があります。北陸で投資を検討するなら、人口動態(とくに生産年齢人口)の推移、最寄り駅の乗降客数、近隣の大型雇用先の有無といった「賃貸需要の持続性」を示すデータを丁寧に確認し、地価が上昇しているエリアのなかでも需要の裏付けがある立地を選ぶことが、長期的な安定経営の鍵になります。
今後の北陸の地価は、新幹線効果の「定着」と全国的な金利・建設費の動向に左右されます。福井駅前の上昇は再開発の進捗とともに当面続くと見られますが、開業直後のご祝儀的な需要が一巡したあとも上昇が続くかは、企業進出や人口の定着次第です。北陸新幹線は将来的に敦賀から新大阪までの延伸が計画されており、これが具体化すれば敦賀以西や関西方面とのつながりがさらに強まる可能性があります。一方、住宅ローン金利の上昇や建設費の高騰は購入需要の重しになり得るため、地方圏の地価が一本調子で上がり続けると考えるのは禁物です。
とくに2026年は日銀の金融政策が転換期を迎え、住宅ローン金利が上昇傾向にあります。金利が上がれば毎月の返済負担が増し、購入できる価格帯が下がるため、住宅需要全体には逆風となります。北陸のように上昇率が緩やかな地域では、こうした全国的な要因の影響を受けやすい面もあります。とはいえ、新幹線という構造的なプラス材料を持つ福井・富山の中心部は、全国平均に比べて下振れしにくいと考えられます。地価動向は今後も公示地価(毎年3月)・路線価(7月)・基準地価(9月)の発表ごとにアップデートされるため、購入や売却のタイミングを計る際は最新の数値を必ず確認することをおすすめします。
はい。福井県の2026年公示地価は全用途平均+0.21%で2年連続の上昇でした。とくに住宅地は-0.01%とほぼ横ばいまで回復し、1996年以来およそ30年ぶりに下げ止まりました。商業地は+0.31%で3年連続、工業地は+2.59%と堅調です。福井駅前の再開発と北陸新幹線・敦賀延伸が上昇を牽引しています。
福井駅周辺の商業地が大きく動きました。2026年公示地価では福井市大手2丁目が商業地上昇率トップの+6.0%、2025年の路線価でも福井駅西口広場通りが40万円/㎡(+5.3%)と県内最高を記録しました。住宅地でもあわら市自由ケ丘2丁目が+6.4%と県内1位になるなど、新幹線駅や再開発エリアの近隣で上昇が目立っています。
富山市の中心部です。富山市は全用途平均+1.41%、住宅地+1.32%、商業地+1.42%と県平均を上回って上昇しました。コンパクトシティ政策と新幹線・路面電車の利便性が背景にあります。また工業地が県平均+2.17%と全用途で最も高く伸びており、ものづくり県としての土地需要が地価を下支えしています。
エリアを選べば前向きに検討できる局面です。福井市・敦賀市・あわら市の駅周辺や富山市中心部は地価が上昇基調で、資産価値が下がりにくいと期待できます。一方、坂井市や高岡市など郊外・周辺都市は下落が続いており、慎重な判断が必要です。県平均ではなく、必ず市区町村・地点単位で動向を確認しましょう。
福井県では坂井市(全用途-0.37%)など郊外色の強いエリア、富山県では高岡市(全用途-0.82%)が代表例です。中心都市に需要が集まる一方で周辺都市の地価が下がる「二極化」が進んでおり、当サイト集計の実取引データでも高岡市の中央値は前四半期比-3.6%と弱含みでした。
2026年の福井・富山の地価は、北陸新幹線・敦賀延伸を契機に大きな転換点を迎えました。最後に要点を整理します。
北陸の土地選びは、県全体の数字ではなくエリアごとの見極めが何より重要です。福井・富山の最新の地価推移は福井県・富山県の地価ページでも随時確認できます。具体的な購入・売却を検討する際は、地元の不動産会社や専門家に相談し、最新の取引事例をもとに判断することをおすすめします。