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お盆に家を長く空けるなら、出発前の全戸締まりと火災保険の補償範囲チェックがいちばんの空き巣対策です。帰省ラッシュのピークは本日8月13日で、留守宅を狙う侵入被害が増えやすい時期にあたります。
この記事でわかること
2026年のお盆は、下りの帰省ラッシュが8月12日〜13日でピークを迎え、なかでも本日13日(木)が下り最多と予測されています(出典:カーナリズム「2026年お盆渋滞予測」)。多くの家庭が数日から1週間ほど自宅を空けるこのタイミングは、住まいの防犯を見直す絶好の機会です。出発前の数分でできる備えと、万一のときに頼れる保険の知識を整理しておきましょう。

長期不在は、空き巣にとって「発見が遅れる」「侵入に時間をかけられる」という二重の好条件になります。まず知っておきたいのが侵入の手口です。住宅への侵入手段の約半数は「無締り」=鍵の閉め忘れで、警察庁の令和6年統計では無締りが47.8%、ガラス破りが30.1%を占めています(出典:警察庁「侵入窃盗の発生場所別認知件数」)。
ピッキングなどの「施錠開け」は錠前の性能向上もあり8.5%にとどまる一方、無締りとガラス破りだけで全体の約8割に達します。手口は住宅の種類でも傾向が異なり、一戸建てでは「ガラス破り」、中高層マンションなどの共同住宅では「無締り」が多くなります。防犯対策の現場では、戸建ては窓とガラス、集合住宅は施錠の徹底が優先ポイントとされています。
ポストにたまった郵便物や新聞、点灯しっぱなし・消えっぱなしの照明は、外から「長期不在」を読み取られるサインです。防犯の専門家がそろって指摘するのは、防犯カメラはあくまで「起きた後の証拠」であり、犯人が本当に嫌がるのは日常の「隙のなさ」だという点です。旅行先の写真をリアルタイムでSNSに投稿すると、いま家が留守だと知らせてしまう恐れがあるため、投稿は帰宅後にまとめる配慮も有効です。

最優先は「侵入に手間と時間をかけさせる」ことです。侵入に5分以上かかると多くの侵入者が諦めるという調査結果もあり、二重の手間を作るだけで抑止効果が期待できます。出発前に次のポイントを確認しましょう。
近年は闇バイトなどの不慣れな手口も増え、物音を気にせず窓ガラスを割って侵入するケースも報告されています。だからこそ、侵入に気づかせ焦らせる「分かりやすい防犯」が効果的とされています。
経済産業省も、長期不在時はガスこんろや給湯器の放置・経年劣化による火災に注意し、不要な家電はプラグを抜くよう呼びかけています(出典:政府広報オンライン「住まいの防犯対策」)。

万一被害に遭っても、盗難も突発的な水漏れも、火災保険の補償対象になり得ます。ただし補償されるかは契約内容によって異なるため、出発前に保険証券の補償範囲を確認しておくと安心です。被害時はまず現場の写真を撮り、警察や管理会社へ連絡してから保険会社に請求するのが基本の流れです。
火災保険に盗難補償が付いていれば、侵入犯による家財の盗取だけでなく、物色による損傷・汚損も補償対象になります。未遂で家具や窓が壊されたケースが含まれることもあります。一方で、高額な貴金属や美術品は補償の上限額が設定されていたり対象外だったりする場合があります。また契約時に選んだ免責金額(自己負担額。0円〜20万円などから選択)を超えた分が支払われる点にも注意しましょう。
給排水設備の突発的な事故や上階からの漏水など、「不測かつ突発的な事故」による水濡れは補償対象になり得ます。ただし、経年劣化・老朽化が原因の水漏れは対象外です。台風などの「水災」と、日常生活上の「水濡れ」は補償区分が異なる点も押さえておきましょう。実際の補償範囲は契約により異なるため、詳細は加入中の保険会社に確認してください。火災保険は近年値上げが続いており、この機会に内容を見直す方も増えています(あわせて読みたい:2026年 火災保険が平均1.5倍に値上げ)。

住まいの種類によって、確認すべきポイントは変わります。賃貸の場合は、加入している家財保険(借家人賠償責任を含むことが多い)の補償内容と、トラブル時の管理会社への連絡経路を出発前に把握しておきましょう。戸建ての場合は、侵入手口の中心が窓・勝手口・外構の死角にあるため、庭やベランダ側の窓の施錠と、隠れ場所になりやすい植栽・物置まわりの見通しを意識すると効果的です。台風シーズンとも重なる時期のため、飛散物や浸水への備えも合わせて確認しておくと安心です(あわせて読みたい:台風シーズン本格化|上陸前にやる家の備えと保険確認)。
出発前のわずかな確認が、住まいと家財を守る大きな差になります。まずは全戸締まりの再確認と、火災保険の補償範囲のチェックから始めましょう。補償内容に不安がある場合は、加入中の保険会社や専門家に相談することをおすすめします。