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三菱UFJ銀行・三井住友銀行が、2026年9月の住宅ローン変動金利を前月比0.25%引き上げると発表しました。6月の日銀利上げの反映は「10月が最有力」と見られていましたが、2行は1ヶ月早く9月に前倒しで確定させました。
この記事でわかること
2026年8月31日、三菱UFJ銀行と三井住友銀行が2026年9月適用の住宅ローン変動金利を発表しました。両行の店頭金利の引き上げは2026年3月以来、半年ぶりです。当サイトでは以前、6月の日銀利上げが変動金利に反映されるのは「2026年10月が最有力」という見通しをお伝えしていましたが、実際には一部の銀行がそれより早く動いたことになります。

三菱UFJ銀行は2026年9月の変動型最優遇金利を前月から0.25%引き上げ、1.195%にすると発表しました。三井住友銀行も同様に0.25%引き上げ、1.525%に改定します。両行とも変動金利の土台となる基準金利を0.25%引き上げ、年3.375%としています(出典:日本経済新聞「三菱UFJ銀行と三井住友銀行、住宅ローン変動金利0.25%上げ 半年ぶり」)。この引き上げは、日銀が6月に政策金利を0.75%から1.0%へ引き上げたことを受けたものです。他の大手行・地方銀行の多くはまだ据え置いており、10月以降の追随が見込まれています。
変動金利の土台となる基準金利は、多くの銀行で短期プライムレート(銀行が優良企業向けに貸し出す際の最優遇金利)に連動しています。三菱UFJ銀行を含む多くのメガバンクは2026年8月3日に短期プライムレートを0.25%引き上げており、この改定が住宅ローンの基準金利に反映されるのが「翌月1日」、つまり2026年9月1日だったという仕組みです。一部のネット銀行はさらに早く、2025年12月に金利見直しルールを「年2回(4月・10月)」から「毎月」に変更しており、2026年8月の時点で先行して基準金利を引き上げていました。今回のメガバンク2行の動きは、こうした流れに沿ったもので、「フライング」というより、それぞれの銀行が定める見直しルールに沿った結果だと言えます。

三菱UFJ銀行・三井住友銀行の実際の優遇後金利をもとに、借入残高別の毎月の返済額の変化を試算しました。
借入残高 | 三菱UFJ(0.945%→1.195%) | 三井住友(1.275%→1.525%) |
|---|---|---|
1,000万円 | 月+1,155円(年+13,866円) | 月+1,189円(年+14,272円) |
2,000万円 | 月+2,311円(年+27,733円) | 月+2,378円(年+28,545円) |
3,000万円 | 月+3,466円(年+41,600円) | 月+3,568円(年+42,818円) |
※地価ナビ編集部による試算(残期間30年・元利均等返済の条件で計算)。借入条件や金融機関によって実際の金額は変わりますので、正確な金額はご自身の契約内容やFP・金融機関へのご確認をおすすめします。
借入残高3,000万円でも月3,500円前後の増加にとどまり、家計への影響は限定的といえます。ただし、多くの銀行が採用する「5年ルール」により、適用金利が上がっても毎月の返済額が変わるのは原則5年ごととされ、「125%ルール」では返済額の増加が前回の1.25倍までに抑えられます。これは負担が消えるわけではなく、抑えられた利息は後から精算される可能性があるため、ネット銀行の一部などこれらのルールを採用していない金融機関を利用している場合は特に注意が必要です。

今回のメガバンク2行の動きを受けて、他行がまだ据え置いている今のうちに、自分の借入先の基準金利見直しルール(年2回か毎月か)と、次回の見直し時期を確認しておくことをおすすめします。固定金利への借り換えも選択肢の一つですが、フラット35をはじめとする固定金利は既に大きく上昇しており、変動と固定の金利差は2%前後に開いています。安易な借り換えは不利になることもあるため、判断の手順は変動vs固定、今すぐ借り換え判断が必要な3つのケースも参考にしてください。フラット35の最新金利や仕組みについてはフラット35とは?2026年最新金利と変動・固定との徹底比較で詳しく解説しています。
まずは自分の借入先の金利見直しルールと次回の見直し時期を確認し、必要であれば返済額のシミュレーションをしておくと安心です。