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2026年の東京23区は全23区で地価が上昇。上昇率トップは台東区(+18.50%)、坪単価トップは中央区(約3,317万円/坪)です。
この記事でわかること
2026年の東京23区の公示地価は全区でプラス上昇を記録し、バブル後最高水準を更新しました。23区だけでなく多摩地域を含む東京都全体でも上昇が続いています。「自分が検討しているエリアはどのくらい上がっているのか」「これから東京で買うならどのエリアがよいのか」——この記事では全23区のデータをもとに徹底比較します(東京都の地価推移・最新地価情報)。全国の動向は2026年公示地価を徹底解説|上昇エリアと今後の見通しもご覧ください。

国土交通省が発表した2026年公示地価によると、東京23区の住宅地の平均変動率は+8.99%で、全23区がプラスを記録しました。下落した区はゼロという異例の状況が続いており、東京の不動産市場の堅調さが鮮明です。
全用途(商業地含む)の平均でも東京23区は220万9,529円/㎡(前年比+11.11%)に達しています。以下のランキングは公示地価の全用途平均変動率をもとにしているため、住宅地平均(+8.99%)より高い数値になります。なお23区に隣接する多摩地域(武蔵野市・三鷹市など)でも上昇が続いており、東京全体で地価上昇の裾野が広がっています。(東京都全体の動向は東京都の地価2026|23区+多摩の最新ランキングと今後の見通しで解説しています。)
出典:tochidai.info「東京23区の土地価格相場・公示地価2026年」

2026年公示地価の変動率(全用途平均)で並べた、東京23区の上昇率ランキングです。台東区が+18.50%で首位、上野・浅草エリアの再開発とインバウンド需要が地価を押し上げました。2位文京区、3位品川区と、再開発・利便性の高い区が上位を占めています。
順位 | 区 | 変動率 | 主なエリア・特徴 |
|---|---|---|---|
1 | 台東区 | +18.50% | 上野・浅草・蔵前。再開発とインバウンド需要が急伸 |
2 | 文京区 | +16.03% | 本郷・湯島・小石川。教育・医療機関の集積で安定需要 |
3 | 品川区 | +15.00% | 品川駅周辺の大規模再開発とリニア開業期待 |
4 | 港区 | +14.99% | 六本木・白金。高級マンション需要が旺盛(5年累積1位) |
5 | 豊島区 | +14.27% | 池袋・巣鴨。再開発と利便性の高さが人気 |
6 | 墨田区 | +14.17% | 錦糸町・押上。スカイツリー周辺の再開発が波及 |
7 | 荒川区 | +13.77% | 日暮里・南千住。城東エリアへの上昇波及が顕著 |
8 | 目黒区 | +13.68% | 中目黒・自由が丘。住環境人気で底堅い需要 |
9 | 中央区 | +13.51% | 銀座・日本橋。都心商業地の突出した高値 |
10 | 北区 | +13.49% | 赤羽・王子。交通利便性の高さで再評価 |
11 | 江東区 | +13.47% | 豊洲・門前仲町。湾岸エリアの住宅需要 |
12 | 中野区 | +13.07% | 中野駅前再開発。新宿隣接の利便性 |
13 | 新宿区 | +12.88% | 新宿・高田馬場。商業・住宅ともに高水準 |
14 | 千代田区 | +12.76% | 丸の内・神保町。オフィス集積の都心中枢 |
15 | 渋谷区 | +12.54% | 原宿・代官山。渋谷再開発が地価を牽引 |
16 | 杉並区 | +10.82% | 阿佐ヶ谷・荻窪。中央線沿線の住宅人気 |
17 | 板橋区 | +9.71% | 成増・大山。都心近接の割安住宅地 |
18 | 大田区 | +8.76% | 蒲田・大森。羽田アクセスと住宅需要 |
19 | 世田谷区 | +7.58% | 二子玉川・成城。人気住宅地だが上昇は緩やか |
20 | 葛飾区 | +7.28% | 亀有・金町。城東の割安エリア |
21 | 足立区 | +7.12% | 北千住。TX・再開発で再評価が進む |
22 | 練馬区 | +6.68% | 光が丘・大泉学園。郊外住宅地の底堅さ |
23 | 江戸川区 | +6.31% | 葛西・小岩。ファミリー層の割安需要 |

上位は都心および城東・城北エリアの再開発地が中心で、かつて「割安」とされた台東区・荒川区・墨田区などへの上昇波及が顕著です。一方、練馬区・江戸川区など郊外住宅地は+6〜7%台と、区によって上昇スピードに差が出ています。
出典:mij-jp.com「2026年最新東京23区の値上がり率ランキング」

土地価格の絶対値(㎡単価)で見ると、都心部の高さが際立ちます。中央区が約1,003万円/㎡で突出し、千代田区・渋谷区・港区・新宿区が続きます。坪単価は㎡単価を約3.3倍した目安値です。
順位 | 区 | ㎡単価 | 坪単価(目安) |
|---|---|---|---|
1 | 中央区 | 約1,003万円/㎡ | 約3,317万円/坪 |
2 | 千代田区 | 約691万円/㎡ | 約2,286万円/坪 |
3 | 渋谷区 | 約610万円/㎡ | 約2,016万円/坪 |
4 | 港区 | 約552万円/㎡ | 約1,824万円/坪 |
5 | 新宿区 | 約433万円/㎡ | 約1,432万円/坪 |
6 | 台東区 | 約238万円/㎡ | 約786万円/坪 |
7 | 豊島区 | 約221万円/㎡ | 約729万円/坪 |
8 | 文京区 | 約190万円/㎡ | 約627万円/坪 |
9 | 目黒区 | 約184万円/㎡ | 約609万円/坪 |
10 | 品川区 | 約181万円/㎡ | 約600万円/坪 |
11 | 中野区 | 約137万円/㎡ | 約454万円/坪 |
12 | 北区 | 約107万円/㎡ | 約353万円/坪 |
13 | 荒川区 | 約98万円/㎡ | 約326万円/坪 |
14 | 墨田区 | 約93万円/㎡ | 約308万円/坪 |
15 | 杉並区 | 約93万円/㎡ | 約307万円/坪 |
16 | 世田谷区 | 約91万円/㎡ | 約299万円/坪 |
17 | 江東区 | 約90万円/㎡ | 約297万円/坪 |
18 | 大田区 | 約85万円/㎡ | 約281万円/坪 |
19 | 板橋区 | 約67万円/㎡ | 約221万円/坪 |
20 | 練馬区 | 約57万円/㎡ | 約188万円/坪 |
21 | 足立区 | 約54万円/㎡ | 約177万円/坪 |
22 | 江戸川区 | 約51万円/㎡ | 約170万円/坪 |
23 | 葛飾区 | 約49万円/㎡ | 約161万円/坪 |
土地価格の指標の違いについては路線価・公示地価・実勢価格の違いを徹底解説|土地の調べ方もご参照ください。

2021年→2026年の5年間の累積上昇率で見ると、港区が+45.8%でトップ(5年で約1.46倍)です。城東・城北エリア(台東区・荒川区・足立区など)も+30%超と大幅に上昇しており、かつて「割安」とされていたエリアへの波及が顕著です。首都圏郊外の動向は神奈川・埼玉・千葉の地価2026|首都圏郊外の最新動向と注目エリアもご参照ください。

高級エリアに隣接しながら相対的に価格が低く、今後の上昇余地があるエリアが注目されています。「コバンザメ効果」と呼ばれるこの現象で、以下のようなエリアが2026年の地点別上昇率トップ10に入りました。
「これから下がりにくい立地」の選び方は都心一強からセカンドベストへ|下がりにくい立地の選び方2026で詳しく解説しています。
出典:不動産仲介アドキャスト「2026年公示地価 東京23区の不動産は今後どうなる?」
2026年公示地価では中央区が約1,003万円/㎡で最も高く、銀座・日本橋などの都心商業地が突出しています。住宅地に限れば港区・千代田区・渋谷区が上位です。
2026年は台東区が+18.50%で最も上昇率が高く、上野・浅草・蔵前エリアの再開発とインバウンド需要が要因です。次いで文京区(+16.03%)、品川区(+15.00%)と続きます。
いいえ。多摩地域でも地価は上昇傾向にあり、東京都全体としても堅調です。23区と多摩を比較した詳細データは、別記事の東京都の地価2026|23区+多摩の最新ランキングと今後の見通しにまとめています。
公示地価は「標準的な土地の適正価格」を国が示す指標であり、実際の取引価格とは異なります。一般的に実際の取引価格は公示地価の90〜110%程度の範囲で成立することが多いとされていますが、エリアや物件の個別条件によって大きく差があります。過去の実際の取引価格は国土交通省「不動産情報ライブラリ」で確認できます。
地価が高いエリアは資産価値の安定性が高い傾向がある一方、購入価格も高いため利回りは低くなりがちです。住居として購入する場合は価格・利便性・生活環境のバランスで判断することが重要です。将来の資産価値を重視するなら、上昇率の高いエリアより「すでに価格が高い成熟エリア」の方が値下がりリスクが低い傾向があるとも言われています。
「これから伸びるエリア」を探すなら上昇率ランキング(台東区・文京区など)、「資産価値が安定した高額エリア」を探すなら坪単価ランキング(中央区・千代田区など)を見るのが目安です。両方とも上位に来る区(港区・渋谷区など)は、値上がり期待と資産の安定性を両立しやすいエリアといえます。関西圏の動向は京都・神戸の地価2026|関西住宅市場と注目エリア解説もご参照ください。
東京の不動産購入・売却を検討する際は、エリアごとの地価動向を踏まえて判断することが重要です。品川エリアの今後はリニア延期が不動産市場に与える影響|名古屋・品川エリアの今後もご参照ください。