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この記事でわかること:ペアローンの仕組みと収入合算との違い、共働き夫婦が得られる住宅ローン控除の効果、離婚・収入減などのリスクと対策を解説します。
「夫婦でローンを組めば借入額が増えるって聞いたけど、どんなリスクがあるの?」「ペアローンと収入合算、どちらが得なの?」——共働き世帯が増えている今、住宅購入時のローンの組み方に悩む夫婦は多くいます。この記事では共働き夫婦に人気のペアローンについて、メリット・デメリットから2026年の住宅ローン控除との組み合わせ効果まで詳しく解説します。
ペアローンとは、夫婦がそれぞれ別々に住宅ローンを1本ずつ(計2本)借り入れ、お互いが相手のローンの連帯保証人になる方式です。住宅の所有権は出資割合に応じた共同名義になります。
3方式の中でペアローンは「夫婦双方が住宅ローン控除を受けられ、団信にも両者加入できる」点が最も手厚い仕組みです。
出典:三菱UFJ銀行「住宅ローンのペアローンと収入合算の違いとは?」
出典:エイミックス「ペアローン離婚でオーバーローンの解決策|2026年最新ガイド」
2026年(令和8年)現在、住宅ローン控除は年末残高の0.7%を所得税・住民税から差し引く制度です(最大13年間)。
例えば夫3,000万円・妻2,000万円のペアローンの場合、1年目の控除額は夫21万円+妻14万円=合計35万円となります(残高が借入限度額を超えない場合)。単独ローン4,000万円(上限3,500万円適用)の控除24.5万円と比較すると、ペアローンの節税優位性がわかります。
ただし控除を受けるには確定申告(初年度)が必要で、年収・所得税額によって実際の控除額は変わります。詳しくは税理士にご相談ください。
離婚後も連帯保証人の関係は原則として解消されません。元配偶者がローンを滞納した場合、連帯保証人であるあなたに請求が来る可能性があります。解決策としては①家を売却してローンを完済する、②どちらか一方が単独ローンに借り換える(金融機関の審査が必要)の2つが考えられますが、2026年は金利上昇の影響でオーバーローン(売却益<残債)になるケースも増えています。離婚の可能性も考慮した余裕ある資金計画が重要です。
①近い将来に育児休業や時短勤務で一方の収入が大きく減る見込みがある、②夫婦の収入差が大きく一方のみで十分な借入額が確保できる、③諸費用を抑えたい——これらの場合は単独ローンも検討に値します。単独ローンは手続きがシンプルで諸費用も少なく済む反面、住宅ローン控除は1人分に限られます。
住宅ローン控除の観点では、ペアローンが有利です。収入合算(連帯保証型)では主債務者のみ控除対象のため、同じ借入額でもペアローンの方が節税効果が大きくなります。一方、収入合算は契約が1本のため諸費用が抑えられます。どちらが得かは借入額・収入・税率によって異なるため、金融機関や税理士への相談が推奨されます。
ペアローンは共働き夫婦にとって節税・借入額の面で大きなメリットがある一方、リスクも伴います。住宅購入は人生最大の買い物のひとつ。ローンを組む前に金融機関・ファイナンシャルプランナー・税理士など専門家への相談をおすすめします。